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今年の日本での意識研究イベント

今年の秋9月に日本で意識研究に関連したイベントが二つあります。

一つは日本神経科学大会でのシンポジウムで、もう一つはその直後に岡崎での意識のワークショップです。

日本神経科学大会では、意識がテーマのシンポジウム「意識の脳科学の最前線」

テーマ
意識の脳科学の最前線
座 長
伊佐 正(生理研)、Christof Koch (カリフォルニア工科大)
演 者
Christof Koch(カリフォルニア工科大)
Ned Block(ニューヨーク大)
Petra Stoerig(ハインリッヒハイン大)
吉田 正俊(生理研)

それとあえて「意識」というテーマでかぶらないようにしたものの、実際の内容はかなり意識を意識した、このシンポジウム

テーマ
★ 錯覚・視覚イリュージョンの脳内メカニズム − 心理物理、脳刺激、電気生理、薬理学的アプローチ
座 長
土谷 尚嗣(カリフォルニア工科大)、金井 良太(ロンドン大)
演 者
土谷 尚嗣(カリフォルニア工科大)
金井 良太(ロンドン大)
Olivia Carter(メルボルン大)
Melanie Wilke(カリフォルニア工科大)

を土谷とオーガナイズしています(といってもほぼ土谷がすべてアレンジした)。

それからATRの神谷さんがオーガナイズしている

テーマ
現実世界に挑むニューロイメージング
座 長
神谷 之康(ATR)
演 者
神谷 之康(ATR)
John-Dylan Haynes(ベルリン医大)
定藤 規弘(生理研)
Uri Hasson(プリンストン大)

も面白そうです。

どれもも海外から研究者がこぞって参加しているので、意識研究をしている研究者の人たちにも、これから研究をしたいと考えている学生の人たちにもかなりおすすめです。

それから岡崎での意識のワークショップでは、この人たちが話します。

実は、このシンポジウムをやるということで思い出したことがある。自分が学部生の4回生だったとき、岡崎で割と生理学者が多い視覚のシンポジウムを土谷と見にいったことだ。あの頃は、視覚のことなどほとんど何もしらずに意識の研究をしたいと思い始めていたぐらいの頃だった。2000年のはじめぐらいだったと思う。今思えばかなりの豪華メンバーのシンポジウムで、行く前の2、3週間前ぐらいから土谷と二人でスピーカーの人たちの論文を読んで二人だけのジャーナルクラブをやっていた。がんばってLammeとかZekiとかに話しかけたのを覚えている。今となってはかなり懐かしい思い出だ。

もしかしたら、今回の意識シンポジウムは、これから意識研究をしようという人にとっての思い出深い入り口になり得るんじゃないかと思う。

詳しい日程等の情報は以下の通りです。pooneilさんのブログでも説明がでています。

発表者の顔ぶれからはミニASSCという雰囲気になりそうです。Ned Block, Petra Stoerig,そして吉田さんという組み合わせからはいかにもblindsightとp-consciousness,a-consciousnessの話が盛り上がりそうなのが楽しみです。

1. INTERNATIONAL WORKSHOP "SCIENTIFIC STUDIES OF CONSCIOUSNESS"
Further information: http://www.nips.ac.jp/%7Emyoshi/workshop2009/
Date: September 19th-20th, 2009 (at Okazaki Conference Center, Aichi,
Japan http://www.orion.ac.jp/occ-e/)
Deadline: July 15th, 2009

The regstration fee is free. The banquet fee and lunch fee are optional and required to pay onsite by cash.

Organizers: Masatoshi Yoshida, Nao Tsuchiya (naotsu@gmail.com)
Registration open till July 15.

(all the presentations will given be in English)
Tentative themes:
1) Time and consciousness
2) Electrophysiological approach towards consciousness
3) Reliability of subjective reports on phenomenology
4) Consciousness vs. Attention
5) The role of thalamus in consciousness
6) Decoding the contents of consciousness

Confirmed speakers:

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2. THE 32nd ANNUAL MEETING OF THE JAPAN NEUROSCIENCE SOCIETY
(Neuroscience 2009) INTERNATIONAL NEUROSCIENCE CONFERENCE
Further information:
http://www.congre.co.jp/neurosci2009/english/index.html (expected
attendee : >3500 people)
Date:September 16th-18th, 2009 (at Nagoya Congress Center, Aichi, Japan)

DEADLINE for Abstract Submission APR 15

(All the talks and posters will be given in English)
Plenary Lectures
- Christof Koch, Professor (Caltech)
- Barry W. Connors, Professor (Brown Univ.)
Special Lectures
- Tetsuro Matsuzawa, Professor (Primate Research Institute, Kyoto
University, Japan)

There will be two associated symposia, closely related to the topic of
the neuronal basis of consciousness:
1. Frontier of neuroscientific research on consciousness
2. Neuronal mechanisms of visual illusions : empirical approaches from
psychophysics, brain stimulation, electrophysiology, and pharmacology
3. Neuroimaging and real world complexity
http://www.congre.co.jp/neurosci2009/english/index.html


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