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ASCONE終了

最近まで東北大学で行われたASCONEという大学生・院生の若手を鍛える合宿で講師をしてきた。

http://spike.lab.tamagawa.ac.jp/ASCONE/

講師の人はそれぞれ、難しい課題を与えていたけれど、それなりの議論ができるレベルまで達している学生がたくさんいて楽しかった。最後には、下條さんがクオリアの話をして、それもかなり面白かった。藤井さんにも初めて会ったし、土谷は相変わらず強気でおもしろかった。4日間びっちりやったおかげで、参加した学生はけっこう意識研究の基礎はつかんでいたようだ。

きっと今回の参加者と将来どっかの学会で会うことはあるだろう。そして、その中には日本を代表する意識研究者がでてくるだろうという予感を感じた。自分の気持ちとしては、自分はまだまだ挑戦者なのだけど、これから研究を始める人に教える立場にもなりつつあるんだなという感覚が生まれた。

土谷が3月にユタで行われるCosyneという学会でオーガナイズしているワークショップがこのテーマについて学ぶのに最も良い機会だろう。Christof Koch, Giulio Tononi, Stan Dehaene, Alex Maier, Nao Tsuchiya, Anil SethがComputational approaches to consciousnessというテーマで議論する。これはすごそうだ。

神経回路学会ということだったので、もう少し意識の計算理論についての講義があっても良かったかもしれない。今回みたいに、まず意識研究の概念の整理をやったあとで、より計算論的な話にまで発展できればより良かっただろう。TononiにInformation Integration Theoryとかちゃんと理解して、研究している日本人というのは今のところいない。これは、非常にもったいない。数学が得意で、脳や意識に興味がある人は、情報理論からのアプローチで一旗あげて欲しい。

ASCONEについては、書きたいことはいろいろあるが、興味のある人はtogetterのASCONE2010関連、あるいはこのリンクを参考にしてください。

ASCONEで良いと思ったのは、議論する時間をたっぷりとっていることだ。たぶん、こんなに人と議論することで勉強するって機会は日本では特に珍しいだろう。ただ将来的に、こういうことが英語でできるようなトレーニングも必要だと感じた。

最初は準備も大変だし、日本に行くのだけでも遠いから大変だと思ったけど、やる気のある学生にいっぱいあえてやりがいがあって楽しかった。

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