このブログについて

脳と意識についてのブログへようこそ。

このブログでは、脳や意識に興味がある人や、これから勉強したいという人たちに役に立つ、本や論文や新発見などを紹介していこうと思っています。

京大時代からのライバルかつ親友の土谷とクリストフ・コッホの『意識の探求』という本を翻訳してから、いろいろな人に、「意識の研究をしたいと思うのだが、どこから始めたらいいか」という質問を受けた。僕自身も、京大を卒業する直前あたりに、「意識を研究したい!」と思い始めたけど、すぐにどこから読み始めていいのかわからず、とにかくいろいろ読んで考えた。ある意味、たんに我武者らにがんばっていて、それはそれで良かったが、もう少し系統的に多くのことを、勉強する機会があったらと感じた。そもそも、大学の学部の授業で脳を教えてる授業なんてほんの少ししかなくて、とにかく独習するしかなかった。

その経験から、いまその状況にいる人たちに役に立つことを書きたい、というのがこのブログの発端です。

いまはアメリカのカリフォルニア工科大学というところでポスドクをしています。ほぼ、毎日地下で実験したり、論文を書いたりしています。主な研究のテーマは、視覚と時間感覚についてです。

金井良太


自分の仕事用サイト(論文とイリュージョンデモを置いています)

 

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『意識の探求』の用語集

ついに、このブログのランキングも自然科学ブログの中でトップ10入りしました。クリックしてくださった方々、ありがとうございます。

それで、読者の層が広がったようです。今までの記事では、遠慮がちに書いてはいるのですが、専門用語を断りなしにつかっているので、もともと同じ分野の方でないと、内容がさっぱりわからないこともあるだろうと思います。少しは、たしになるかと思って、クリストフ・コッホの『意識の探求』の付録の用語集 をウェブ上で読めるようにしました。参考にしてください。ある程度の言葉は含まれていますが、それでも、ぜんぜん足りません。

それから、『意識の探求』第一章最終章 はウェブで無料で閲覧できるようにしています(おそらく、全章を公開してしまうと出版社に怒られてしまう)。他の章は、より専門的で教科書的な部分が多いのですが、第一章はイントロとして一般の人に向けて書かれています。最終章は架空のインタヴューの形式で書かれていて、読みやすいかもしれません。それで、興味を持たれた場合は、より知的体力を必要とする、専門的な部分を勉強されるとよいかもしれません。

これからも、遠慮せずに専門的なことを書いていこうと思いますが、多くの人の興味が引くような脳の話も、ときには交えていこうと思います。

金井

自分のサイト

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はじまり

初めまして。

いま、脳や意識の問題に興味を抱く人たちは多いようだ。テレビや一般書でも「海馬」や「シナプス」といった言葉が日常にまで浸透してきている。

このブログでは、これから脳や意識の研究に将来関わっていきたい情熱のある若い人たち(高校生や大学生)や、しっかり脳について勉強したい方々に情報を提供したいと思っている。私は、現在カリフォルニア工科大学でポスドクをしている脳の研究者です。最先端の脳科学や意識研究について勉強していく指針となるような教科書のレヴューやおすすめの論文を紹介していこうと思う。

去年(2005年)、京都大学時代からのライバルで親友でもある土谷と共に、クリストフ・コッホ氏の『意識の探求』   を翻訳出版した。

意識の探求―神経科学からのアプローチ (上)
意識の探求―神経科学からのアプローチ (下)

この本を読めば、現時点での科学的立場からの意識研究の現状がどのようなものであるかの概要をつかむことができる。脳科学の真面目な本を初めて読む人には、教科書のようでなかなか難しい内容かもしれない。知的好奇心のある高校生・大学生が読んで、なぜ意識の研究が面白いのかに気づいてもらいたい。さらに、この本のいいところは、しっかり読めば、視覚(ヴィジョン)についてのニューロサイエンスについての基礎が身に付く。

翻訳者として言うのは変かもしれないが、英語は科学者にとって表現の手段なので、やる気のある人には原著で読んでもらいたい。

 The Quest for Consciousness: A Neurobiological Approach
 

私自身の経験で、大学でニューロサイエンス全体を見渡せるような授業がなかったことが非常に残念だった。ニューロサイエンスというのは脳すべてのことである。あらゆるスケール(分子レベルからネットワークレベルなど)とあらゆる脳の機能(視覚や運動など)がテーマなのだから、ニューロサイエンスを志すものは非常に多くのことを学ばなければならない。私自身がなにもかもわかっているとは到底いえたものではないが、これから脳科学を勉強したいと思っている方には、多少なりともアドヴァイスをすることはできると思う。

学会などでみつけた、おもしろい話なども紹介していこうと思う。

では

金井良太


金井良太のサイトおすすめの英語の本リスト

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